離婚の相談は行政書士と弁護士どちらががおすすめ?違いを比較

離婚を考えている方の中には、「弁護士に相談すべきなのか、それとも行政書士に依頼したほうが良いのか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。それぞれの専門家には異なる役割や強みがあり、状況によって最適な選択が変わります。

本記事では、長崎県で各種契約書の作成や遺産相続、成年後見人などの民事法務や許認可申請等の行政手続を行う本村法務事務所が、行政書士と弁護士の特徴や得意分野をわかりやすく解説し、どちらに相談すべきかを選ぶ際のヒントをご紹介します。

迷いを解消し、スムーズな離婚手続きを進めるためにぜひ参考にしてください。

離婚相談業務における行政書士と弁護士の違いを比較

離婚問題において、弁護士は法律的な専門知識に基づいて離婚に関する手続きや交渉をサポートし、離婚協議書の作成や紛争解決を支援します。

行政書士は、離婚協議書などの書類作成や手続きの代行を行い、手続きの円滑化をサポートします。

業務の違いのポイント

弁護士 行政書士
離婚協議書の作成
内容証明の作成
相手方との代理交渉 ×
調停や裁判の対応 ×
離婚における法務的なアドバイス ×

弁護士

弁護士は、法律の専門家として、裁判や調停などの法的紛争を代理で処理したり、離婚協議書作成などの法的アドバイスをする業務を行います。法律の専門家なので、訴訟事件や一般的な法務事務全般の業務の権限を持っており、それが制限されることはありません。

冷静な話し合いが見込めそうにない離婚のケースでも、代理交渉や訴訟代理などの対応で離婚手続きを進められる点は、依頼者にとっても心強く安心して任せられるかと思います。

行政書士

行政書士は書類作成のスペシャリストです。離婚手続きにおいては、離婚協議書や離婚公正証書の作成、財産分与に関する調査、内容証明の作成などに対応できます。

ただ、行政書士は訴訟や示談交渉、代理交渉などの法務業務に発展するケースには対応することができません。状況に応じた交渉などの広範囲に及ぶサポートについては、弁護士が対応することになります。

離婚問題に強いのは弁護士?

結論から言うと、離婚問題に強いのは弁護士です。

弁護士は法律の専門家として、離婚に関する法律知識や裁判手続き、交渉術などを熟知しています。
離婚に関するさまざまな問題を解決できる経験と知識を有しており、複雑な離婚問題や、離婚に伴う財産分与や親権問題、慰謝料請求など、高度な法律知識を必要とする問題にも対処できます。

弁護士は、裁判や調停などの法的紛争を代理で処理できるため、離婚が円満に解決されない場合でも法的措置を取れます。離婚の際に発生するさまざまな問題に対して、法的観点から適切なアドバイスやサポートを受けられる点は魅力です。

行政書士はコストが抑えられる

一方、行政書士は、離婚に関しては協議離婚にのみ対応でき、離婚協議書などの書類作成や書類集めの代行などを専門に行います。
行政書士に依頼するメリットは、弁護士と比較して費用が抑えられる場合が多いことです。

本村法務事務所では、離婚協議書のご依頼に関して3つのプランをご用意しています。
通常の離婚協議書の作成のライトプランや、慰謝料や養育費など離婚後に金銭給付がある場合におすすめのスタンダードプラン、行政書士が配偶者の代理人となって公証役場手続きなども行う離婚公正証書プランの3つです。詳細につきましてはこちらの料金表をご覧下さい。

協議離婚なら行政書士へご相談ください!

離婚を検討する際には、弁護士と行政書士どちらに相談すべきか、それぞれの専門家の特徴を理解した上で、自分の状況に合った専門家を選ぶことが大切です。

日本では、全体の9割が協議離婚(夫婦の話し合いによる離婚)です。夫婦の合意の上での離婚ケースであれば行政書士でも充分に対応できる場合が多いので、どちらに依頼するか迷った際は、本村法務事務所へぜひご相談ください。