契約書はビジネスにおいて非常に重要な書類です。些細なミスが大きな損失につながるおそれもあるので、契約書の作成やチェックは専門家による確認が不可欠です。
特に、個人事業主の方にとっては法的知識が不足していることも多く、契約書に潜むリスクを見落とす可能性があります。安心してビジネスを進めていくためにも、信頼できる専門家によるリーガルチェックが大切です。
今回は、長崎県で民事法務や許認可申請等の行政手続、相続手続きやそれに伴う不動産売買(提携不動産会社での取り扱い)などを行う本村法務事務所が、行政書士による契約書リーガルチェックについて、そのメリット・デメリットを解説します。
契約書のリーガルチェックを行政書士へ依頼するメリット
費用を抑えられる
行政書士への依頼は、弁護士に依頼するよりも費用を抑えることができます。事務所によってさまざまですが、数千円から数万円で依頼できるケースが多く、コストパフォーマンスに優れています。こうした事務的な費用を極力減らしたい方にとって、嬉しいメリットになります。
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専門性の高さ
行政書士の中には、特定の業界に特化した専門知識を持つ方もいます。例えば、不動産取引や建設業など、特定の分野に精通した行政書士であれば、その分野に関連する契約書の内容を的確にチェックし、放っておくと危険な要素も早く発見できます。
お客様の信頼にもつながる
契約書に違反や不足があるにもかかわらずリーガルチェックを怠ると、後になって相手方から指摘を受ける恐れや、状況によっては訴訟や損害賠償請求などの深刻な問題へと発展する可能性もあります。しっかりとリーガルチェックをすることでそのリスクを軽減し、お客様からの信頼を得ることにもつながります。
また、契約書は作成して終わりなのではなく、その後も時代や状況に合わせて整えておくことが大切です。行政書士によるリーガリチェックでしっかり対策ができます。
契約書のリーガルチェックを行政書士へ依頼するデメリット
業務に時間がかかる場合がある
得意分野の業界のリーガルチェックであれば、その分野に慣れているので的確かつスピーディーに対応できる可能性が高く、業界特有のリスクを踏まえたアドバイスができると大きなメリットになります。 一方で、リーガルチェックの経験が少ないと判断に時間がかかり、迅速かつ専門的な対応が難しいことも考えられます。
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費用が高額になるケースもある
一般的に費用は契約内容やチェック範囲によって異なり、契約書の確認だけでなく、新たに作成を依頼する場合や、複雑な契約に関するアドバイスを求める場合には、さらにコストがかかることもあります。
サポート範囲に制限がある
行政書士は契約書の作成やチェックは行えますが、弁護士のように法律相談を受けたり、法的リスクの詳細な分析や助言を提供したりすることはできません。
また、契約書には将来的な紛争や訴訟リスクを考慮した条項を設けることがありますが、行政書士は訴訟なども関わることができないので、トラブル発生時に契約書の効力が十分に発揮されない可能性もあります。
お客様の信頼を守るリーガルチェックなら本村法務事務所へお任せください!
今回は行政書士による契約書リーガルチェックについて、そのメリット・デメリットを解説しました。行政書士へ依頼するメリットとして、費用を抑えられる点や専門性の高さ、お客様との信頼関係を気付くことにもつながるなどが挙げられます。
一方で、業務に時間がかかったり費用が高額になるケース、サポート範囲に制限があるなどのデメリットについても触れました。
契約書に潜むリスクを最小限に抑え、安心して事業を進めるためにも、行政書士へのリーガルチェックの活用を検討してみてはいかがでしょうか。